2017-08

コウノトリの郷で里山を学ぼう / 08-08-24

吹田自然観察会第 197回観察会が1泊2日で行われました。
テーマは「コウノトリの郷で里山を学ぼう」というエコツアーです


コウノトリは,江戸時代以前は全国各地で普通に見られる鳥でしたが,明治以降,狩猟によって急激にその数を減らしました。さらに,湿地等の開発による生息適地の減少・農薬の影響等により,昭和31年には20羽にまで減少し、昭和46年豊岡盆地を最後に国内の野生コウノトリは姿を消しました。

その後,兵庫県を中心に豊岡市,文化庁等が協同し,コウノトリの野生復帰を目指した人工増殖事業が開始されました。平成14年には飼育下のコウノトリの数は100羽を超え,地元の人々による生息環境の整備等も進められてきました。

現在コウノトリの郷で65羽前後、その他の場所を合わせると約100羽が飼育されています。
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そして平成17年9月から人工飼育したコウノトリの試験放鳥がおこなわれています。試験放鳥が始まってすでに1000日を超えています。

豊岡市コウノトリ共生部コウノトリ共生課 上田課長(写真左)
コウノトリの郷営農組合稲葉哲郎組合長(写真中)

コウノトリ湿地ネット佐竹節夫さん
から長年にわたるコウノトリが生息できる環境づくり、農業のあり方の苦労などのお話を聞きました。

そのあと豊岡市コウノトリ文化館・中奥副館長が「コウノトリの郷公園」の説明をしてくださいました。

コウノトリの郷公園のホームページによると自然に繁殖し、巣立った幼鳥が遠くまで飛んでいってます。
【最新放鳥情報:2008/08/23】巣立ちした幼鳥が奈良県で確認されました。この個体は戸島地区人工巣塔より巣立ちしたJ0009と識別しました。
【最新放鳥情報:2008/08/22】淡路島で幼鳥が確認されました。
とのことです。

吹田市内にも飛んできてくれるといいですね。
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コウノトリ市民研究所のみなさんの協力を得て、コウノトリの郷公園内にある田んぼに案内いただき、生物調査をしました。
コウノトリ市民研究所は「コウノトリというシンボルを掲げ、市民レベルで出来る自然観察を無理なく楽しくやろう」ということを目的としたNOP法人です。

ほんの30分で、次の15種の生き物が採れました。
①ハイイロゲンゴロウ
②マルガタゲンゴロウ
③クロゲンゴロウ
④ガムシ
⑤ヒメガムシ
⑥タイコウチ
⑦マツモムシ
⑧ミズムシ
⑨ドジョウ
⑩ヤンマ形ヤゴ
⑪トンボ形ヤゴ
⑫イトトンボ形ヤゴ
⑬ミナミヌマエビ
⑭モリアオガエルのオタマジャクシ
⑮メダカ

今では決して見られないが、昭和30年ころまでの吹田でもふつうに見られた生き物がたくさん観察できました。
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夜は「農村体験館」と称する農家で民宿しました。

この民宿は緑豊かな山里にある民宿で、昔の農家で作っていたそば、豆腐、コンニャク作り、農作業が体験できます。
親戚の家に遊びにきたような雰囲気がいいと、毎年訪れるリピーターも多数。食事は囲炉裏を囲んで、旬の野菜、作りたて豆腐やそばなど田舎料理で満腹。テレビもクーラーはありません。農村をまるごと体験したい人にはたまらない宿です。

バーベキューの鶏肉は城崎などから出てくるカニの甲羅を飼料にして育った鶏。
トウモロコシ、ナス、ピーマンなどは目の前の畑で無農薬で育てられたものをその場で採取。
お米はこの6月の洞爺湖サミットにも出された豊岡市内の田で行われている「コウノトリ育む農法」(※)で育てたお米。今まで経験したことのないおいしさでした

(※)コウノトリ育む農法の柱
1)農薬の不使用または削減
2)化学肥料の栽培期間中不使用
3)種もみの温湯消毒
4)深水管理
5)中干し延期
6)早期湛水(できれば冬期湛水)・・・冬も田んぼに水を入れておく
7)堆肥・地元有機資材の活用
8)ブランドの取得

翌朝は近くの山に入って自然観察会。神社の床下にはなつかしいアリ地獄がありました。
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午後は日本三景の一つ、天橋立の松並木を歩き、海辺の植物の観察会をしました。
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内容豊富、食事も豊富そして参加者の豊富な交流ができたツアーでした。

(吹田自然観察会提供)

PS:エコツアーは、エコロジーとTOUR の2つを合わせて作られたことばです。
自然を観察したり体験しながらその仕組みを学んだり、 生き物や自然環境を保護する活動に参加したり、昔の 貴重な遺跡を知り、それを大切に守ったりする、自然にやさしい旅行や、地球と仲良くする旅行のことをいいます。

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