2017-10

博物館でシンポジウム『吹田の自然と人のかかわり』 / 09-08-09

市内で環境問題に取り組んでいる8団体が
5分間ずつ活動内容の紹介しました。


参加したのは
  すいた市民環境会議/小田忠文さん
  吹田野鳥の会/平 軍二さん
  すいた環境学習協会/美濃部剛さん
  アジェンダ21/橋本幸治さん
  吹田地学会/林 隆夫さん
  紫金山みどりの会/西川 保さん
  吹田ヒメボタルの会/塩田敏治さん
  吹田自然観察会/高畠耕一郎さん

そのあとの阪口吹田市長、小山修三吹田市立博物館館長も登壇してシンポジウムで語りあいました。
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阪口市長は昭和35年(1960年)ころから吹田は農村社会から都市型社会に転換してきた。その中でも万博跡地が40年で自然の森のようになった。都市の自然は再構築できるのだなと実感した。行政と市民の団体と連携して吹田の自然の再構築をしていきたいと述べた。

【求められる多様な自然】
吹田野鳥の会の平さんは都市の自然といっても鳥にとっては草原が好きなものもあれば、林を好む種類もあるように多様な環境が求められる。堺市の臨海地帯では太陽光発電装置を設置しようとする草地に絶滅危惧種に指定されているチュウヒというタカが生息している。地球温暖化対策と生物多様性という概念が衝突していると述べ、都市に求められる自然の多様さ、難しさを話した。

紫金山みどりの会の西川さんも人によって自然の好みは多々あることを実例を挙げて語った。そして吹田の自然は開発されながら少しずつ残っているが、残っている自然は着実に減っていることに危惧を示した。

【吹田の地盤は・・・】
吹田地学会の林さんはニュータウンなど造成された土地は地盤が弱く、地震に対して極めて危険であることを指摘した。

【世代ごとの自然に対する感覚】
アジェンダ21の橋本さん、すいた環境学習協会の美濃部さん、吹田ヒメボタルの会の塩田さんは「自然」という概念は各自が生まれ育った環境によって異なることを語った。とくに高度経済成長期以後に生まれた市民にとって、「自然」とは「きれいに整備された公園」を思い浮かべ、きれいに草刈りがされ、川には入れないように安全なことが大切だと思っている。動植物との接し方も育った環境によってさまざまであることを述べた。

それを受けてすいた市民環境会議の小田さんは減少した自然を戻すことで世代間の人と自然との関わり方がある程度は縮まるのではないだろうかと述べ、そのきっかけが昨年08年に施行された生物多様性基本法であろう。同時に吹田市はみどりの基本計画の見直し時期に来ているので、その中で都市の自然のあり方の指針を決め、実行することが待たれると語った。
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【外来種】
平さん、塩田さんは市内で見える野草の6~7割は外来種になっていること、昆虫や鳥も外来種が見られるようになっていることを述べ、吹田自然観察会の高畠さんは外来種は持ち込まれているのだが、外来種が生育できる環境を人間が作っているとも思われる。昔ながらの自然環境なら外来種は繁殖しないだろうと語り、60%以上が外来種になった植物に関して、外国産の大きなきれいな花を愛でる風習がこの事態をもたらした遠因かもしれない。田んぼの畦に咲く小さな花を美しいと思う感性を育てたいと述べた。

【フロアから】
街路樹の剪定方法の荒っぽさに対する嘆きや、学校にある樹木を伐採するなら伐採後の利用方法を生徒とともに考え、伐採木の利用を教育現場で取り組むことの提案があった。
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最後に市長は小学校区ごとに地域管理型農園を作って野菜栽培や田植えから収穫までを小学生が体験できるようにしたいと思っていると述べ、本日の出演団体に今後は子どもさんを巻き込んでやっていただきたいとしめくくった。

博物館館長の小山さんはみなの知恵を集め議論を続け熟成させていくことが必要だ。今回のような機会が存続するためにその役割を担うのが博物館だと思うと述べた。

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シンポジウムの詳細は博物館のブログにあります。

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